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2012年5月上旬に、例年どおりにツバメが飛来。

写真は15日撮影。

5月10日〜16日は愛鳥週間で、

今年は、減少しているツバメの生息調査を

おこなっているようです。

ツバメの減少の理由は、

 農業の衰退で、採餌場の水田と畑の減少およ宅地化の進行。

 河川の護岸化。

 巣作りのできる軒の有る日本家屋の減少。

あと、カラスの増加も要因の一つと考えられています。

日本家屋の減少は、日本の木材を生業にしている者としては、

心の痛い話です。

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2012年5月12日土曜日

平成23年度、銘青会の総会がありました。

正式名称は、奈良県銘木協同組合青年会です。

親睦と意見交換による相互向上が主な目的の会です。

木材の仕事に従事してから会員になっています。

今年は二年に一度の役員変更の年で、

私は今回、総務委員長です。

 

総会後、親睦会が八木駅周辺のお店でおこなわれ、

危うく終電に乗り遅れそうになりました。

芋焼酎のあとで、スコッチを飲むのは次の日に堪えます。         つづく

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桧のサビ丸太です。杉の丸太では製造しません。

杉の磨き丸太に比べると、あつかう機会は少ないです。

錆(サビ)丸太は、仕上げにロウ(ワックス)を塗ります。

私は最近、匂いが穏やかなので、蜜ロウを使っています。

磨くと、良いツヤが出ますよ。

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2012年3月〜4月は何だか、おかしな天気の日が多い気がします。

仕事柄、空を眺めて天気をうかがうことが有りますが、

今年の春は晴れと風雨の入れ替わりが激しいです。

あと、最近のテレビやラジオの天気予報は正確ですね。

天気予報、頼りにしてます。

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2012年4月2日湿度29%を記録しました。

屋外の日陰に置いてある温度計です。

普段、湿度55%以下になると、空気が乾いた感じがします。

湿度が低いほうがすごしやすいはずなのですが、

磨き丸太の管理にはあまりにも湿度が下がると割れの原因になります。

春一番が吹くころはこんな日があります。

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2011年の秋から始まる磨き丸太の製造も

桜の花が咲く季節には、終わりです。

また、伐採を始まめるのは、夏が過ぎてから。

理由は、樹木内の水分量が増えて、

木材になってからの寿命が短いのと、

磨き丸太としては、夏の成長期になり

表面のツヤがない丸太になるためです。

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2012年3月に、県外の展示会に参加してきました。

直接お客様と会話できる貴重な機会です。

もちろん販売もしてきました。

会場で出るお弁当はいつも豪華だと思っています。

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お茶室に使われることの多い面皮柱(面側柱)。

今年は、比較的によく出荷しています。

木目が見えるのと、磨き丸太の丸みの両方の良さを

もった飾り柱です。

自然な感じがするのか、住宅や公共の建物にも用途が、

広がってる感じです。写真は出荷前の風景です。

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奈良県の宇陀・吉野地方は近畿地方の中では寒冷な場所です。

それでも、3月の下旬に積雪することは、ここ数年ではありません。

朝起きて、外に出たときに雪があったのにはビックリです。

今年の春は寒いです。

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3月に入りましたが、まだまだ丸太の切り出し作業を行っています。

暖かい日があるかと思えば、冬のような日もあります。

材木の伐採だけなら、寒い方が良いのですが、

暖かいと体が楽です。

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2012年2月10日

昨年末よりの磨き丸太材の伐採作業は、樹皮をむき、背割り入れと進め。

冬の冷たい空気で、丸太を干します。

割らないギリギリまで、丸太材の表面を乾かし、

倉庫内に入れて、1年〜数年の期間、自然乾燥をします。

最初から、倉庫内に入れてしまえば良さそうなものですが、

冬の空気と日光で、表面を乾かさないと、

綺麗な色に仕上がらないから不思議です。

 

寒干しの最中に丸太が雪に埋もれてしまったり、

その雪を掃きとったりと、手間のかかる作業です。

でも、仕上がりを決める大事な作業です。

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今年も宇陀初えびすの神事が行われました。

恒例になりましたが、ボランティアで公募参加して頂く、

福娘さんも活躍していただき、吉兆(笹飾り)も無事にお渡しできました。

昨年は、災害の多い年でしたが、今年は福の多い年になりますように。

市内在住の大工さんの依頼で、杉の丸桁を奈良県御所市内のお寺まで、

配達に行ってきました。

作業現場まで、行く機会は意外と少ないので、この場所で、この丸太を

使って建物が作られるのかと思うと感慨深いです。

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冬に森林に入ると、寒いなか赤い実をつけている

イチゴがあります。

ユキノシタイチゴです。

名前のとおり、雪の降る季節に緑の葉に赤い実をつけて、

日の光のあまり差し込まない場所にはえています。

この実、私はたまに食べてます。

確か、食用可能だったはず。

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前々から、キリシタン大名で有名な高山右近の生誕の地が

市内にあると聞いていたのですが、正月休みを利用して、

宇陀市榛原、沢城跡(沢山)のふもとにある「右近の碑」を見にいってきました。

 

高山右近は父の友照の子として、天文21年(1552年)に沢城で、

うまれ、父がキリシタンだった影響もあり12歳(1564年)のときには、

洗礼を受け「ジュスト」=「正義の人」の洗礼名をなのる。

高槻城主、明石城主と戦国大名として成長していく一方、

千利休の茶の湯の高弟七人「利休七哲」の一人でもある。

 

後に戦国末期からキリシタンの禁令が秀吉によって出されると、

前田利家・利長のもとで庇護を受け追放の身でありながら、

武将として活躍。

徳川の世になると、慶長年間に堅信ゆえに国外に追放され、

マニラへ渡海するもその地で永眠。

そんな高山右近の生誕の地が市内にあるのはなんだか

不思議な感じです。

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11月の中旬に切った木を一ヶ月ほど山で枝をつけた状態で、

乾かして12月に山より切り出してきました。

切り出した木は、樹皮を水圧の力でむき。

背割れを入れて、寒の空気と日の光に当て乾かします。

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12月に入ると寒さも本格的になり二十四節気の大雪になった

12月9日には、雨に雪がまじって、みぞれが降りました。

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霜が降るくらい寒くなると、芋の茎を

軒につるして乾燥させて、保存食にします。

食べるときは、水で戻して煮てたべます。

油を絡ませて煮ると美味しいです。

「芋茎」で「ずいき」と読むそうです。

 

この「芋茎」加藤清正が熊本城主だったころ城内の畳は、

芋茎で作り篭城戦の食料として備えてそうです。

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年間を通して、獣害がひどくなってきています。

写真は鹿が噛んだり角を研いだりして、

立木の樹皮をむいてしまったものです。

この立木は放置しておくと、枯れたり、変色、変形して価値が下がります。

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杉の苗木を植林してもイノシシなどに踏み荒らされて、

荒廃することも度々あります。

決定的な打開策がないので、頭の痛い問題です。

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2011年11月上旬に北陸道を通る機会が有りました。

今年の秋はポカポカ陽気の晴れの日が多くて、

高速道路を走るのも気持ちがいいです。

休憩に入った場所から敦賀湾が綺麗に見えました。

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杉林にはいると、杉の切り株に白いキノコが一面に生えてることがあります。

図鑑などで調べると、スギヒラタケという杉に生える食用可能なキノコのようです。

ただ、宇陀・吉野地方では食用の慣習はないようです。

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あと、ホコリダケも水はけの悪い場所でみかけます。

生えたての白いモノは食用になるそうです。

写真のように褐色から黒ずんで胞子をだしているモノは、

食用にむかないそうです。こちらも食べる慣習がないんです。

もう少しキノコも勉強しないと、中途半端な知識で、

食べると痛い目にあいそうなので、食べるのはもう少し先にします。

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吉野を中心とした山林地域に生産拠点を置く木材メーカーです。
木材のなかでも、「磨丸太・絞り丸太・桁丸太」を生産販売しています。
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HP担当者 葛本哲雄

葛本哲雄(クズモトテツオ)

奈良県立香芝高等学校卒業
阪南大学卒業
数年間のサラリーマン生活を経て現在に至る。営業とHPを主に担当。歴史小説が好きで、よく読んでます。最近は三国誌関連の本が増えて嬉しい。

葛本林業

住所

〒633-2142
奈良県宇陀市大宇陀田原886