よく聞かれる質問に
「なぜ背割りを入れるのか?」というのがあります。
背割りは、磨丸太に入っている人工的な割れです。
直径が6センチ以下の丸太や、
事前に背割りを入れない条件で受注させていただいたいて
山林から切り出したした丸太をのぞけば、
ほとんど全ての磨丸太に、背割りを入れます。
その理由は、
「木材の乾燥にともなう収縮によって起こる割れを抑えるため。」
木材は、乾燥にともない収縮して割れます。
その割れを、あらかじめ人工的に割れを入れることで抑えます。
背割りは、乾燥とともに大きく開きます。
直径の大きい丸太におおよそ比例して、背割りの口も大きく開きます。
自然の素材ゆえ全ての割れを100%防げませんが、
背割りを入れることによって、割れはかなりの部分抑えれます。
逆に、背割りを入れなければ、背割りと同等程度の割れが、
乾燥により入る可能性が大きいと言えます。